子宝観音報恩会(第二部)

本堂に移動し、木村勝千代師による甲州街道浪曲『今昔お玉が井』を口演して頂きました。
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 浪曲口演に先立ち、ご参加頂きました皆様と東日本大震災、並びに熊本地震で被害に遭われた殉難者の方々の御冥福と、一日も早い復興ご祈願致しまして、鎌倉流ご詠歌『追悼和讃』をお唱えしました。

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今回、ご披露して頂きました浪曲は西光寺のある甲州街道・野田尻宿に伝わる伝説お玉が池を題材に、約1年前から物語を創って頂きました。

水のない村であった野田尻宿の恵比寿屋の女中であるお玉と、濁り池の主の大蛇(竜太)との恋の物語。二人の犠牲によって水が湧き出て来たというお話でしたが、木村勝千代師と、三味線と絶妙な掛け合いに自然と浪曲の世界に取り込まれて行きました。
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今回、初めて木村師には西光寺にお越し頂きましたが、多くの方から「また来年も聴きたいね。」とお話を頂きました。穏やかな陽気の中、西光寺にお越し頂きました皆様と楽しい時間を過ごす事が出来ました。大変ありがとうございました。