6月20日。
大本山建長寺の参拝旅行に約30名の方々と行って参りました。
晴天にも恵まれ、朝7時半に上野原を出発しました。
今回の建長寺では、建長寺専門道場(修行道場)、山門などを建長寺の職員の方々の案内で見学をした後、大本山建長寺管長・吉田正道老大師にご導師頂き、先祖供養を執り行います。
その後、本山得月楼にて昼食(精進料理)を頂き、今回は夏の江の島に行って参りました。
本山に到着。巨福門にて本山職員の出迎えを頂き、早速見学に参ります。
入口を入ると、まずは三門(重要文化財)・・
特別に楼上に登らせて頂き、五百羅漢像を案内して頂きました。
急な階段を登ります。高い所が苦手の方は下で待機しました。
五百羅漢像を安置しているこの三門をくぐるだけで、心が清浄になると言われています。
次に案内して頂いたのは、建長寺の修行道場です。私も、ここで修行させて頂きました。
もちろん、ここも一般の方々は見学出来ません。
ここは僧侶になる為、雲水(修業僧)が日夜厳しい修行が行われています。無駄口を利かず静かに見学致しました。
道場の玄関です。
修行を行うために、まずはこの玄関に3日間、頭を下げ座り込み、修行の許可を頂きます。
一昨年新しく建立しました、大徹堂です。
こちらの大徹堂を建立するにあたり、西光寺の檀家様でもある守屋材木店様より欅の木をご喜捨頂きました。
住居空間の面積を意味する言葉「起きて半畳、寝て一畳」と言われる言葉があります。
今も、修行道場の生活は簡素で、食事は一汁一菜。どれほど大きな建物であろうと個人に許される生活空間は畳一枚です。それは人が生活できる最低の世界で修行を行う事が、一般の生活の基本とも言えるからです。
道場に扉にかかる開板と言われる物です。
道場での生活は、無駄口もきかず、雑音の除かれた環境です。この板は修業僧に時を知らす為に、毎日何度か叩かれる板です。
毎日何度も叩き撞かれる為、貫通するほどの穴があります。
一通り建長寺の見学をした後、法堂(はっとう)に於いて、西光寺壇信徒の方々の先祖供養の法要です。
管長様はじめ多くの和尚様方と共に一緒にお経をお唱え致しました。
その後、管長さまより御法話を頂戴しました。
生かされている事に感謝を致します。